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スポーツジム、スポーツクラブ、フィットネスジム、フィットネスクラブ、パーソナルトレーニングジム等(以下「スポーツジム等」といいます)に関係するよくある質問と回答です。
当スポーツジムでは、コロナウイルス感染症対策として、会員にマスクの着用をお願いしております。先日、ある会員から、「マスクをすると息苦しくてトレーニングに集中できない。マスク着用には協力できない。」と言われてしまいました。他の会員の方との関係もありますので、マスクを着用してもらいたいと考えております。会員の方は、マスク着用に応じる法的な義務はないのでしょうか。
会員にマスク着用の法的義務が認められるか否かは、会員・利用規約の規定により判断されることとなります。
会員が、会員・利用規約の中に施設管理者からの指示に従わなければならない旨の規定がある場合にはマスク着用の法的義務が認められる可能性があります。
会員にマスクの着用の法的義務があるかは、会員・利用規約でどのような規定があるかによることとなります。会員・利用規約に、マスクを着用しなければならないことを具体的に定めた規定がないことが一般的であると考えられます。ただ、スポーツジムの会員・利用規約に、会員に対して施設管理者から施設利用についての指示がある場合には、会員はその指示に従わなければならない旨の規定がある場合も多いものです。そのような場合には、スポーツジム側が定める会員・利用規約により、会員にマスク着用の法的義務が認められる可能性があります。
マスク着用の法的義務が認められる場合、マスクを着用しない会員に対し、会員・利用規約に基づく利用契約の違反として注意をし、その利用契約違反が度重なるようであれば、その会員を退会させることができるケースもあります。会員・利用規約を確認し、会員・利用規約に基づき会員にマスク着用義務が認められるかを検討する必要があります。
コロナウイルスの流行で、マスクの着用や咳エチケット等に対する人々の意識が変わってきています。スポーツジムでクラスターが発生してしまうと休館を余儀なくされるだけでなく、会員の休会・退会や評判の低下などの問題が生じる可能性もあります。また、いわゆるマスク警察というマスク着用に過度に過敏で人を咎める人もおり、会員同士のトラブルが生じる可能性もあります。このような問題を未然に防止するためには、会員・利用規約にマスク着用に関する規定を明示的に設け、また、スタッフへの教育や会員への呼びかけなどの対応が必要となります。
(2021.1.25公開)
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