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ゴーストレストランのフランチャイズ展開

弁護士 藤井 直芳

はじめに

 近時、ゴーストレストランや、ヴァーチャルキッチンというタイプの飲食店が急速に展開されています。

 ゴーストレストランの急速な拡大の背景には、直営店での出店だけではなく、フランチャイズ展開を行っていることが挙げられると思われます。

 そこで、この記事では、ゴーストレストランにおけるフランチャイズ展開において、通常の飲食店のフランチャイズとは異なる点を、フランチャイズ本部側の目線から挙げていきます。

1.イートイン(店内での飲食)がない点

 ゴーストレストランでは、基本的には店内での飲食はなく、デリバリーなどをしてもらって自宅などで食べることが主流です。

 そのため、通常の飲食店のフランチャイズにおいて、フランチャイズチェーンの統一的イメージのために重要となる「店内の内装の統一」は不要となります。

 したがって、ゴーストレストランのフランチャイズ契約書においては、「店内の内装の統一」に関する条文は不要となります。

2.商標

 ゴーストレストランでは、収益性を上げるために、飲食ブランドを複数展開していることが多いものです。

 そのため、ゴーストレストランのフランチャイズ本部としては、継続的に新しいブランド開発を行うことがあります。このような運営を行っていると、通常のフランチャイズ契約において契約の重要な要素となる「商標」について、全てを登録することができないということもあります。

 そのため、ゴーストレストランのフランチャイズ契約書においては、商標に関する登録や利用許諾(ライセンス)について、工夫する必要があります。

3.研修について

 前述のように、ゴーストレストランでは、フランチャイズ本部が継続的にブランド開発を行います。

 そのため、フランチャイズ本部としては、フランチャイズ加盟者に対して、ブランドを開発する度に、フランチャイズ加盟者にそのブランドの周知を行い、そのブランドによる事業の導入を決めたフランチャイズ加盟者に対して、新しく開発したブランドによる事業の研修を行う必要があります。

 したがって、通常の飲食店のフランチャイズのように、継続的に同じ内容の研修を行うだけではなく、ゴーストレストランのフランチャイズ本部では新しい内容の研修を行っていく必要があります。そのため、この点についても、ゴーストレストランのフランチャイズ契約書において工夫が必要となります。 

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